例えば日本語教師の皆さんなら、、、
●初級前半の学習者さんに「先生、敬語を勉強したいんですが、、、」と、言われたら?
●ひらがな、カタカナも読めない学習者さんが「先生、この本、読みたいんですが、、、」と、言われたら?
●動詞の「ます形」しか分からない生徒さんに「受け身」を教えないといけない、としたら?
●学習障害をお持ちの学習者さんが、何度教えても、すぐに忘れてしまうとしたら?
私が関わった機関、そして、日本語教師の多くは、これらの対応に
『まだそのレベルじゃないですよ』とか
『まずはこのレベルにならないと無理ですよ』とか
『もうこれ以上伸びないと思う』とか
経験からくる判断なのか、
自身の固定概念からくる判断なのか、
とにかく
「トライする前から、ダメだと言ったり、無理だと言ったり、「学習意欲をそぐ」言葉をかけてしまうのです。
そんな生徒さんが私のところに駆け込んでくるのを何度も経験しました。
これが「経験と固定概念の怖さ」です。
「勉強したい」という彼らのニーズを、心よく受け入れることができないのです。
その光景を目にしたときは、
「やってみなければわからないから、アイデア出してやってみたら?」
と、助言していました。
その時は、
「でも、どうすればいいんですか?」
と、もともと臨機応変に対応することに慣れてない、学んでない、経験していない人にとって、「臨機応変にアイデアを出す」ということも自分でできない、という方が多かった、、、というのが事実です。
臨機応変 = 固定概念というフィルターを外し、アイデアを出して対応すること
固定概念は、人の可能性を狭めます。
固定概念は、人のモチベーションをなくします。
これを解決するのに、方法は「1つ」です。
「何か対応策があるはず」
と、アイデアを出す、出そうとすること、です。
時代も変わり、人も変わり、
自分自身も変わるのに、
「変化に対応する自分」や「様々な個性に対応する自分」を持ち合わせてない、としたら、、、
それは多分、誰かの「可能性を狭め」「モチベーションを下げる」ということを、無意識にしていることと同じ
と、この繋がりを想像すると、「臨機応変」ということが、いかに必要で、いかに大切で、いかに「すぐに身につけなければいけないこと」だと、気づくのでは、と思います。
臨機応変の大切さと固定概念の怖さを認識し、このワークセミナーの日から、「人との意思疎通に必要な、大切な道具の一つ」だと分かっていただけたら嬉しいです。
また、今、日本語教師じゃない方でも、
●誰かの可能性を広げられる人間になりたい
●自分の固定概念を取り除きたい
●自分の人生の可能性を広げたい
●人の人生の可能性を広げたい
●もっと自分らしく生きていきたい
と思う方でしたら、どなたでも参加OKです。
「変化に対応すること」
「変化に対応できること」
を前提に世界を見ることができる価値観は、視野を広げ、可能性を広げ、固定概念を外してくれます。
人との違い
社会との違い
世界との違い
世代との違い
人生は、違いに溢れています。
この違いを「拒否」ではなく、「受け入れる」ことができる人生は、
自分の心も、人の心も軽くし、変化を楽しむことができるようになります。
外資系企業での経験
ホストファミリーとしての経験
日本語教師としての経験
日本語教師トレーナーとしての経験
これらの経験の中から、自然と「臨機応変」の大切さを知り、言動にしてきました。
是非、一人でも多くの皆さまと「臨機応変」の必要性を共有させていただけたらと思っています。
前回の様子は、こちらからご覧くださいませ。